もし友人ががんになったら？・1

友情とがん

今日、ほとんどのがん患者さんは、入院せずに外来で治療を受けています。この間、がん患者さんは、助けやサポート、励ましを必要とします。

がんにかかったときには、その患者や家族の生活など様々なことが大きく変化します。

しかしそのためにその人らしさが失われてしまうわけではありません。

患者や家族か らは周りの人たちに対してこれまでと同じように接してほしいと望んでいるとの声を 聞きます。私たちはがん患者やその家族と共に生きていることを理解する必要があります。

多くの研究によると、精神的なサポートを受けたがんサバイバーは、がんがもたらす変化にうまく適応し、より前向きな見通しを持ち、より良い生活の質を報告する傾向があります。調査によると、がん患者は友人からのサポートを必要としています。あなたは、がん患者さんの人生に大きな変化をもたらすことができます。

がん患者の友人は、助けたいと思っていても、何をしていいかわからないことが多いものです。

お友達と一緒に過ごし、がんがお友達の日常生活にどのような影響を与えているかを知りながら、あなたができることを探してみてください。さまざまな活動に対する友人の反応を見て、治療が進むにつれて状況が変わる可能性があることを知っておきましょう。お友達が必要としていることや楽しんでいることに合わせて手助けをすることが、お友達になるための最良の方法です。

ここでは、何から始めればよいか、いくつかのアイデアをご紹介します。

あなたにできること：メモと電話

・友達が自分にとって大切な存在であることを伝えましょう。できることや見た目が変わっても、友達のことを大切に思っていることを伝えましょう。

・簡単なメモやメールを頻繁に送ったり、短い電話を定期的にかけたりしましょう。

・電話やメモの最後に「近いうちにまた連絡します」と書いて、その通りにする。

・相手の都合のいい時間に電話をしたり、相手が自分に電話をかけてくる時間を設定する。

・メッセージはすぐに返す。

・日常的に介護をしている人（ケアワーカー）と連絡を取り、必要なものがないか確認する。